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久しぶりのインドです。これまでインドには三回行きましたが、三回ともカルカッタへの旅でした。(詳しくは近著『ある日、カルカッタ』をご参照ください)。
「カルカッタが地獄なら、ケーララは天国」という言葉に誘われて、今回、テレビの紀行番組のリポーターを引き受けました。もっとも、私にとってのカルカッタは、決して地獄などではありませんでしたが。
南インドのケーララ州は、東の西ガーツ山脈と西のアラビア海にはさまれた、南北に細長い州です。キリスト教徒が多いことや、長く共産政権が続いたこと、それに教育の普及率が高いことなど、特徴のある地域だそうです。
この地域で話されているのはマラヤラム語。そしてケーララはマラヤラム語で「ランドオブココナッツ」つまり椰子の大地という意味だとか。確かに、どこに行っても、豊かな椰子の木がわんさと生えていて、滞在中はのどが乾くと「ココナッツウォーター」が定番になりました。まだ熟していない椰子の実のなかに、たっぷりと水分が入っているのです
。ポカリスエットのような色で、かすかに青くさいような匂いがしますが、これが実に体にやさしい感じがして、おいしい! 実際、ココナッツウォーターを飲んでいればお腹をこわさない、というような効果もあるのだそうです。
青い実のてっぺんを、ナタのような鋭い刃物で、鉛筆を削るように削って、最後に穴を開けるとプシュッと水が飛び出します。そこにストローをさしこんでチュウチュウいただくという寸法。ペットボトルに、何個分ものココナッツウォーターを入れてもらって、買いだめしている人もいました。(第2回へ)
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