「万智の交遊録」第16回は、歌手の南こうせつさんです。

このたび、南こうせつさんの歌の作詞をさせていただきました。タイトルは「夕暮れまで」といいます。これまで作詞は何回か経験があるのですが(NHK「おかあさんといっしょ」の「銀ちゃんのラブレター」ほか)、いずれも詞が先、というものでした。ふだん三十一文字という限られた字数で表現しているものですから、何字でもいいと言われると、とても戸惑ってしまって、苦労したのを覚えています。それが今回は、業界用語でいうところの「曲先(キョクセン)」。つまり、曲が先にあって、それに詞をつけるというスタイルでした。とっても、面白かったし、燃えました。字数が限られているのって、ほんとうにいいですね。ただし、曲があまりに素敵だったので、もうこれで完結しているような気がして、あえて言葉がいるんだろうか、という悩みはありました。
そのあえてつけた詞を、曲と合わせて、もちろん南こうせつさんの素晴らしい歌声で、みなさんに聞いていただける日も近いかと思います。そのインフォメーションは、このチョコレートボックスにいち早くのりますので、楽しみに待っていてくださいね。一部、音声も出るようにできたらと、担当者が新しいソフトを購入してはりきっています。
ちなみに、南こうせつさんとの出会いは、まったくの偶然でした。この交遊録の第一回に登場してもらった岡部まりちゃんと私が、夜遅くとあるホテルで「排骨麺」を食べていたら、「あれ、まりちゃん、久しぶり」と声をかけられたのが南さんでした。まりちゃんと南さんは旧知の仲で、そこで私も紹介してもらったという次第です。で、話が弾んで、いつか私が南さんの作詞を!なんてことになり、それがこのたび実現したのでした。
ところで、今インターネット上で「ハゲ疑惑、かつら疑惑の有名人」というのが流布していて、南さんは「かつら疑惑」でノミネート(?)されているそうです。
「ほんと、やんなっちゃうよ」と笑いながら、思いっきり髪の毛をひっぱって見せてく
れました。私が証言しますが、南さんは、かつらではありません。
打ち合わせの折りには、大分のうるめいわしとか(南さんは大分在住)、全日空限定販売のテディベアとか、かわいいお土産を持ってきてくださる、素敵なお兄さんです。歌詞の内容について、あれこれブレーンストーミングのように話し合ったときには、たくさんのいい恋愛をされてきた人なんだなあと思いました。
第15回 岩城宏之さんへ
第14回 野田秀樹さんへ
第13回 鴻上尚史さんへ
第12回 吉永小百合さんへ
第11回 森啓次郎さんへ
第10回 黛まどかさんへ
第9回 小林恭二さんへ
第8回 松本侑子さんへ
第7回 辛島美登里さんへ
第6回 稲越功一さんへ
第5回 森雪之丞さんへ
第4回 新井満さんへ
第3回 岡本真夜さんへ
第2回 椎名桔平さんにパーティーで会う!へ
第1回 岡部まりさんへ
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