ニューヨークは ジャパンソサエテイの招きで、短歌の朗読とレクチャーをしました。せっかくの機会なので、その前後一週間ほど滞在した次第です。まず、朗読を、という依頼にはじめは驚いたのですが、ニューヨークでは、詩人が朗読をするのはとてもポピュラーなことだそうです。ポエトリー・リーディングは、街のあちこちで行われていて、飛び入り参加オーケーなんてことも。そこで朗読の本場の気分を味わおうと、イーストヴィレッジにある教会にやって来ました。ここは、なかなか伝統のあるところで、定期的に詩の朗読会がひらかれています。


イーストヴィレッジのとある教会

朗読会が終了して

 私が訪ねた日には、一人が折紙のような紙に書かれた言葉をアットランダムに選んで読むと、別 の人がそれに反応して言葉を紡ぐという、言葉のジャズのような試みがおこなわれていました。英語の力が足りず、何故ここで笑いが? というような場面 も多かったのですが、試みの面白さは充分に伝わってきました。
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 今回、どうしても行きたかったところの一つは、イサムノグチ庭園美術館。実は四年前に訪ねたのですが、あいにく工事中で入れなかったのです。
 彫刻作品の素晴らしさはもちろんのこと、空間そのものが作品という感じで、イサムノグチの世界にひたれます。マンハッタンの喧噪をしばし忘れて、ぼうっとするには最高のところだと思いました。写 真を撮りたかったのですが、普通のカメラはオーケーなのに何故かデジカメは禁止とのことで、残念。
 庭園美術館で、ぼうっとしていると、なんと偶然、知人のKさんに逢いました。彼は、友人の根津美術館館長と、画廊の人と一緒に美術館めぐりをしているとのこと。
 「ここから、どうやってマンハッタンに帰るの?」と言われ、なーんも考えていなかったことに気づきました。来るときはタクシーを使いましたが、ここは倉庫街のようなところで、流しの車など、いそうにありません。
 というわけで、帰りはKさんたちの車(豪華、運転手さんつきリムジン)に便乗させていただいたのでした。そのうえ、翌日からの美術館めぐりにも、加えていただくという、ずうずうしさを発揮して、いい旅となりましたとさ。めでたし、めでたし。


クロイスター美術館の中庭

クロイスター美術館内で

 写真は、マンハッタンの北端のクロイスター美術館で。根津美術館館長夫人と、そのご友人です。美術作品と並んでこちらも目をうばわれる美女でした。他にも、ブルックリン美術館など、なかなか通 なところを訪ねることができ、ほんとうにラッキーでした。(つづく、第2回へ)


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