(トップページより続く)……韓国では、肝っ玉母さん的な貫祿のある太り方をした女性は、ほとんど見かけない。そのうえ、肌のキメが細かくて美しい。やはり、あの有名なあかすりの効果なのだろうか?
ソウル旅の目的は、カジノだけではない。未体験のあかすりをはじめ、最近人気と聞く足のマッサージなども楽しみにしてきた。私は慢性的な肩凝りのため、マッサージが大大大好きだ。旅に出たら、国内外を問わず、必ずその土地のマッサージを試している。普段でも、街を歩いていて「クイックマッサージ」なんて看板を見つけると、ついふらふらと入ってしまう。この「ふらふら」で見つけた虎の門の某マッサージ処は、先生の腕が大変よくて、その近辺で会議があるたびに通うようになってしまった。
以前住んでいたところは、自宅から徒歩数分のところに「足ツボマッサージ」の店があり、原稿が書きあがると「自分へのご褒美」と称して出かけたものだった。その前に住んでいたところには、鍼のいい店があり、ここにもよく通った。肩凝りは、辛い。けれど、マッサージの快感は、肩の凝らない人には永遠にわからない。そう思うと、ちょっと気の毒なような気さえする。その人は、人生の楽しみのうちの何パーセントかを、味わわずに生きているのだから。(って大げさかな?)
そんなわけで、チェックインをすませた私たちが、まず目指したのは「文恵映 足 健康管理」。せっかくだから、足を疲れさせていこうと、地下鉄の駅からたっぷり歩いて辿りついた。もちろん「人間カーナビ」アキちゃんに、私は頼りっぱなしである。
清潔で明るい店内。日本語の少しわかるスタッフがいて、メニューを見せてくれる。基本コース(洗浄、角質削り、マッサージ)に、パラフィンパックを加えたBコースを選んだ。
ぶくぶくと泡立つ温水の中へ、足を入れる。薬草のような香り。私の通っていた足ツボ屋さんでは、洗面器みたいな洗浄器だったが、こちらは電動式の椅子も付いた本格派である。この後の展開に、期待が高まる。(写真は、アキちゃんです)。
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アキちゃんです
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ふたりがかりで足のお手入れ
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充分に洗浄され、ふやけた足の裏。今度は女性技術者が数人がかりで検分する。ぐいっと足をつかみ、固くなったところや、汚いところを、どう攻めるか話し合っているようだ。「あーだ、こーだ」「ナンダカンダ」──韓国語がさっぱりわからないのが残念だが、とにかく真剣そのものの表情だ。道具が何種類もあるらしく、念入りに選んでいる。
私の足には、チーズ削りのようなのと、もう少し大きい野菜の皮むきみたいのとが、採用された。それで、ぼりぼり表面の固いところを削る。そののち、大きなやすりで仕上げていく。手前に映っている二つの足が、インターネット初公開の(?)私の足。つまり、仰向けになった状態で、なんとか上半身を起こしての撮影だった。
続いて、メインイベントのマッサージ。先の尖った木製の道具を見たときには、メチャ痛系かと覚悟をした。足の裏のツボ刺激の場合、こういう道具を使うところは、たいてい阿鼻叫喚の世界になるもの。(私は、そういうのも結構好きです、ふふ)。
が、この店は、思ったよりずっとソフトだった。道具だけでなく、必要に応じてハンドテクも出るのがいい。日本なら、足首から先と、ひざ下とは別料金だが、ここは最初からひざ下も料金のウチ。歩き疲れたふくらはぎが、夢のように軽くなってゆく。ああ……。
オプションで加えたパラフィンパックは、初体験。液状に溶かしたパラフィンに、両足を入れると、アチチッというぐらいの熱さ。さっと、引き上げて、再びアチチッ。また引き上げて、またまたアチチッ。数回繰り返すうちにパラフィンが固まって、足首から先が、白っぽくなってくる。ちょうど靴を履いたような感じにまでなったら、待つこと数分。この間に、足が蒸され、保湿効果が発揮されるらしい。最後は、靴というよりは靴下を脱ぐような感じで、くるりっと白いパラフィンが剥けた。
そっと、足の裏をなでてみる。「おおーっ」。アキちゃんと二人、申し合わせたように声が出てしまった。疲れがとれたこともさることながら、このツルツル感は驚きだ。今までは、角質という靴下を一枚履いていたのだなあと思われる。一時間余りで、こんなにも変化するとは。こんな店、ウチの近所にも欲しい!(つづく、→デジカメ絵日記ソウル編3へ)





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